『シン・ゴジラ』の作り方~内なる常識破壊から生み出されたイノベーション
特撮監督 尾上克郎 氏
2016年公開の映画「シン・ゴジラ」の制作では多くの困難に直面しました。光の見えない日々、私はその答えを特撮の歴史の中に見出ました。それは`内なる常識`の破壊だったのです。今回の講演では、特撮の歴史を振り返りながら如何にして「シン・ゴジラ」が作られていったのかをお話しようと思います。
特撮を生み出したのは故円谷英二監督です。福島に生まれ、今からおよそ100年前、東京電機大学の前身である電機学校で学びました。特撮の神様とも呼ばれ、ゴジラやウルトラマンの生みの親としても知られています。しかし彼の技術者人生は想像を絶する苦難の連続であり、常識との闘いの日々でもありました。円谷の生き様は今も我々に多くの示唆を与えてくれるのです。
研究紹介「デジタルペンを用いた3次元コンピュータグラフィックスへの筆記検討」
東京電機大学工学部情報通信工学科 長谷川誠 教授